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水屋

 水屋は輪中地域に見られる独特の建物です。
堤防が壊れると洪水になりますが、入ってきた水は、堤防が元通りになるまで出すことがきません。短くても数ヶ月、長ければ2年という記録も残っています。その間、いつも住んでいるところも水に浸かってしまい、寝ることも生活することもできません。
そこで、長い間避難生活をするために水屋が作られました。しかし、現在の水屋はほとんどが石垣を積んだ上に立っていますが、古いものは石垣を積んでいませんでした。これは長島など川の河口にできた輪中は、土と砂だけでできているから、石垣を積むような石がないというだけの問題ではなく、輪中内ではほとんどすべてが田であったため、木が生えておらず、米をたくための燃料や道具にするために使う木は、土を高く積み上げて植えなければならなかったからです。
今も残る水屋
今も残る水屋

土盛をした家
 また、今の家屋のように寒い風が入ってこないようにするためには周りに防風林を植え、その対策を とらねばなりません。そこに食料や種籾(たねもみ)などを備えた小さな小屋が作られました。 今は大きな堤防に囲まれた大きな輪中になりましたので、水屋も少なくなってきています。
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